西加奈子の「さくら」を読みました。といってもこの記事はだいぶ後に書いてますので本の内容は?ですが、確か大学生の主人公には大変出来のよい兄がいましたが、交通事故で兄が半身不随になり、しばらくして亡くなり、父は家出した・・、その父が何年ぶりかで帰って来たという感じでした。「さくら」というのは、兄弟が大事にしている犬で、戻ってきた父と母、主人公とさくらが醸し出す家庭の状況を描いた、なかなか味わいのある作品でした。
最近は、100円古本の収拾にはまっており、このような読みやすく味わい深い本に出会うと嬉しくなります。