モーツァルトの協奏交響曲を吹く(1)

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 何の因果か、40代半ばに至ってモーツァルトの協奏交響曲を吹く羽目になってしまいました。所属する沖縄交響楽団の第43回定期演奏会です。実は大学時代に練習のときだけ吹いたことがありますが、そのときはあまりさらいもせず、先輩の代わりに吹いただけでした。今回自分がソリストの一人として吹くことになり、プレッシャーが高まっています。

 この協奏交響曲K.297b変ホ長調(Synfonia concertante)は、モーツァルトの作品かどうか疑問がもたれていますが、それとは別に曲自体は大変すばらしい曲です。オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの木管楽器アンサンブルとオーケストラとの協奏曲です。

 第1楽章のテンポはAllegro。オケがE♭の音から入り、ぐいぐいと快調なテンポで音楽が進みます。途中4人のソロとオケが交互に演奏するような感じです。第2楽章はAdagioで、木管楽器のメロディラインがとても美しい楽章です。第3楽章は、一転してAndantino con variazioni。4人のソリストのテクニックが披露される変奏曲です。オケはソリストの合間をつなぐだけです。

 簡易平明ながらとても美しく、いかにもモーツァルト的な雰囲気の曲だと思います。以前から一度は吹いてみたいとは思っていました。ということで、しばらく自己レポートを書いてみたいと思います。

 楽器は今更変更は難しいので、19年選手のクランポンR13。地元の楽器屋さんで何本か吹かせてもらい、一番遠鳴りがしそうな感じの楽器を選びました。マウスピースは今回からバンドレンB40に変更しました。以前のチャールズ・ベイの前歯の当たるところがさすがにへこんできて、うまくリードが選べなくなってきたからです。それと、ベイは音は相当出るのですが、デリカシーにかけるところがありました。

 その点、B40なら問題ないと思いました。ただし、リードは一段薄くしてV12の「3」でないと吹けません。全体的にちょっと柔らかめですが、今回は音のコントロールのしやすさを最優先したいと思っています。本番をあと1ヶ月後に控えているので、新しい箱を購入し、本番用のリードを確保したいと思っています。(次回へ続く)

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