モーツァルトの協奏交響曲を吹く(4)

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 終わったー!!。私ムーの30年のクラリネット人生の中で、間違いなく最大のイベントの一つとなるモーツァルトの協奏交響曲演奏もついに終わりました。疲れましたが、終わった気分は最高でした。ふー!!

 当日のリハーサルも惨憺たる状況だったことから、大変な状況ではありました。しかし、そのせいか、本番ではオケも含めてテンポ制御がかなりうまくいったのではないでしょうか。結果的には本番が一番よかったという演奏!。

 ただ、会場の音響も原因があると思いますが、木管4人の音量バランスが悪く、FgとHnの音がよく聞こえなかったという指摘が多くありました。

 個人的な面では、指が冷えて動かなくなるという状況にはならず、どうにか指のコントロールができたと思います。一番心配していた3楽章の第9バリエーションに出てくるスケール、前夜の練習では、このスケールはきれいに吹けましたが、リハでは2回ともこけました!!。本番でも1回目は少し引っかかりましたが、2回目はエイヤッと運を天に任せて吹いたら、何とかスケールがつながりました。(^_^;) 

 最後の3日間の追い込みが少しは効いたと思います。朝、昼、夜それぞれ1時間みっちりとメトロノームを傍らに16分音符のオタマジャクシをさらい、今回ばかりは日頃の基礎練習がいかに大切かということを思い知らされました。

 もう一つ、最初はあまり考えていなかった「ソリスト」という地位ですが、オケとの練習が始まった瞬間に、巨大な壁のようにそのプレッシャーが私の前に立ちはだかりました。こんなにも大きいものとは思っていませんでした。

 今回の協奏交響曲は、譜面自体はわりと簡単な曲ですので、正直言ってここまで手こずるとは思っていなかったのですが、通常の演奏会のように、皆と一緒に徐々に調子を上げていけばいいと甘えていたところもあったのです。しかし、ソリストはそれではだめだ、ソリストならオケの前に出たときには当然完璧な演奏ができなくてはいけないのだ、ということをつくづく思い知りました。

 反省点はいろいろありますが、とにもかくにもオーケストラをバックにあこがれのSynfonia concertanteを演奏することができました。木管楽器のアンサンブルとしても、フランクに演奏の方法を議論し、楽しみながら練習することができました。また、昔の仲間たちや親戚、お客様も会場に駆けつけて応援してくれ、たくさんの花束をいただきました。このような機会を盛り上げていただいた皆々様にただただ感謝!!。
m(_)m

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