メサイア演奏会(1999年12月19日)

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 今年聞いた最後の演奏会は、私の所属する沖縄交響楽団と県内合唱団の演奏するメサイア演奏会でした。本当はもっと聞く予定だったのですが、いろいろあってこれが最後になりました。

 さて、このメサイア演奏会は毎年恒例になっていて、すでに今年で27回目を迎えています。私も実は何回か出演しました。年末ということもあり、収入の中から福祉団体への寄付を行っていることも付け加えておきます。ソリスト・指揮者は毎年変わります。近年はなるべく県内の声楽家を起用する方向で選出されているようです。

 さて、今年のメサイアについてです。今年は、管楽器を極力少なくし、オリジナルに近い(そのもの?)編成で演奏していました。木管はオーボエとファゴット、金管はトランペットだけというものです。さすがに全体の音はシンプルな音になります。指揮は、沖響の団員でもある山元正造さんでした。メサイアは2回目ということですが、きびきびとテンポよく音楽を作っていたと思います。

 演奏曲数が38曲と多く、トータルで2時間を超す演奏になります。また、レシタティーボ、アリア、合唱といろいろな編成が交互にでてくるので、演奏は結構大変です。はっきり言って今の沖響のレベルでは曲の細かな部分をみっちり仕上げると言うことは無理でしょう。それは演奏にもでていました。また、ソリストにも少しレベル不足を感じる人がいました。音程がぶら下がり気味になるのは我慢できても、英語の発音というか英語での歌い方が下手なのにはがっかりします。

 しかし、メサイアという曲は名曲です。少々の演奏の粗には目をつぶって音楽を聴いていけば、やはり感動します。キリストが誕生から、磔になり、さらに復活するまでを音楽で表現するこの曲は、キリスト教を信じていなくても、素晴らしい感動をもたらします。

 私は今回はじめてプログラムに掲載されている歌詞を逐一追いながら、それぞれの曲を聴いてみました。キリストが生まれてくるときの何となく浮き浮きとした音楽や、奇跡を行ったことを伝える音楽、磔になるまでの人々のさげすみの音楽、そして復活した後のハレルヤ、最後の審判のトランペット、アーメンコーラス、どれをとっても素晴らしい音楽で、それぞれの情景が目に浮かぶような感じがします。アーメンコーラスになったら、オケと合唱が作り出す大きな流れに、ハッピーな気持ちで身をゆだねるしかありません。年に一度このような曲を聴いたり、演奏したりできるということは大変幸福なことだと思います。

 来年もいろんな演奏会を聞くことができ、あるいは演奏できればこの上ない幸せです。そうなるように期待して今年の演奏会感想を閉じたいと思います。私の下手な文章にここまでおつきあいくださった方に感謝申し上げます。

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