ロイヤルメトロポリタン管弦楽団沖縄公演(2001年5月21日)

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  一昨日のロイヤルチェンバーオーケストラに引き続き、堤俊作指揮ロイヤルメトロポリタン管弦楽団の演奏会を聞きました。オケの名前はプログラム上変わっていますが、実質ロイヤルチェンバーと同じです。 プログラムによりますと、通常はチェンバーで、大編成の場合はメトロポリタンになると書いてありました。ちなみに、「ロイヤル」はこのオケの前身が皇太子との関係が深いところからきていると思われます。

 今回の曲目は、モーツァルト:ホルン協奏曲第1番(Hr:下田太郎)、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(Vn:新垣裕子)、ベートーベン:交響曲第6番「田園」。会場は那覇市民会館。

 今回のソリストは沖縄出身の方ばかりで、うれしい限りです。ホルンの下田さんはロイヤルチェンバーのメンバーでもあり、一昨日のエロイカでも素晴らしいファンファーレを聞かせてくれました。ホルン協奏曲も素晴らしい演奏でした。

 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ですが、那覇市民会館の一番後ろ側の音量の届かない席で聞いたせいだと思いますが、ヴァイオリンの迫力不足を感じ、残念ながら不満が残りました。 できるなら具志川市民芸術劇場で演奏してほしかった曲です。

 「田園」の時は、がら空きになっている前の席へ移動しました。その効果は◎。やはり演奏は響きのよい席で聴かないといけませんね。ところで実は、私「田園」を生で聞くのは初めてだと思います。CDではどちらかというとそんなに好きな曲ではないのですが、今回はおもしろかったです。

 それは、この曲が表題音楽的な面を持っているせいだと思います。各楽章で情景を想像しながら聞くととても楽しかったです。生演奏だと音の印象がとても「明確」になる感じがします。

 去年、アマチュアオーケストラ連盟の沖縄大会で、ドビュッシーの交響詩「海」を聞いたときも同じように感じました。CDだけで聞いていたときと、生演奏を聴いたときの印象が全く違いました。表題音楽的なものは生演奏だと、よりわかりやすくなるのでしょうか。

 それはさておき、「田園」はクラリネット吹きなら一度は吹いてみたい曲だと思います。1楽章の最後や2楽章のソロは、(上手に吹ければ)快感そのもの。今回のトップは西尾さんという女性の方でしたが、とてもきれいに吹いていました。演奏終了後、指揮者からスタンディングの指名を受けたのは当然でしょう。

 ロイヤルのメンバーは派手さはありませんが、とても丁寧な演奏をしていました。指揮者つながりで沖縄に毎年来そうな感じですので、できるだけ応援したいものです。そういう意味で今回、ソリストが沖縄出身者なのに、市民会館ががらがらになってしまったのは、ちょっと残念でした。小・中・高の音楽系クラブの子供たちに紹介するなど、配慮をするべきだったと思います。

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