またまた、おもしろ系の本、マイクル・クライトンのナノ・テクノロジーSF 「Prey-獲物-」上・下を読んでしまいました。この手の本は読み出すと止まらない。
ナノ(100万分の1ミリ)サイズの体内カメラの開発、それに使われた捕食動物疑似行動をとるプログラム。組立を行うナノ工場・・・、などSFとしておもしろい要素がつまっています。
ストーリーとしても、優秀なプログラム開発者でありながら仕事にあぶれ、「主夫」となっている主人公と、ナノ工場の責任者である「妻」の変化を導入部。そこから一気にナノ工場での、驚嘆する「進化」がクライマックスまで続きます。
あとは、読んでのお楽しみ。この本も、Very Good!
ついでに、単行本の装丁よりもこちらの文庫本の表紙がGood。左右に並べてスキャンしたら、表紙デザインがつながっていることに気づきました。
ちなみに、preyは、名詞では餌食、獲物、犠牲。動詞では捕食する、捕獲する。
派生形predatorは、捕食者、捕食動物、肉食動物。映画で有名なプレデターです。
最近では、イラク戦争で活躍したアメリカの無人偵察機の名前です。