第2次世界大戦中のドイツ軍は、「エニグマ」と呼ばれた暗号発生機を使用していました。そのものずばり「謎」という名前です。
ドイツ軍は絶対解読されないと自信をもっていましたが、ポーランド、フランス、イギリスは協力してその解読に取り組みました。
特にイギリスは、ブレッチェリー・パークという場所に大規模な暗号解読センターを設け、最大の頃には12,000人の人員が、エニグマ暗号解読に従事していたそうです。
もちろん解読については超極秘事項(ウルトラ)で、解読されたことがばれない様に、情報取得源をでっちあげていたそうです。
このエニグマ暗号解読によって、イギリスはドイツ軍の展開や作戦をほぼ前もって予測できるようになり、勝利を上げることができたというわけです。
ついでにいうと、日本軍も同様な機械を使っていたようですが、同じように解読されていたそうです。
大戦後期には、膨大な解読情報を整理するため、「コロサス」という世界初のコンピュータも使用されたそうですが、極秘事項だったため、ずっと後まで世界最初のコンピュータはアメリカで発明されたとされていたそうです。