人体再生

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zintaisaisei  今年の科学関連ニュースのトップは、ヒトips細胞研究のニュースでしょうか。

 自分の皮膚細胞をもとにips細胞を作り出して、体のいろんな部分に埋め込むことにより、損傷したり、悪くなったりした臓器の再生ができるようになるということです。

 この「人体再生」は、2000年ごろに書かれたもので、人体臓器の再生研究についていろいろ紹介しています。

 さすがに今回のips細胞はまだ紹介されていません。実はこの手の知識は皆無だったのですが、今回偶然この本を読んでいるところでした。

 医学・生物系用語が難解で、2度読み返しても、あまり頭には入っていませんが、要は、臓器移植から再生へ、ということだと思います。

 火傷などは患者の皮膚細胞を3000倍くらいに培養増殖して貼り付けるのが、ほぼ確立されているようです。ES細胞やips細胞がすごいのは、体のどんな部分にも成りうるらしい。

 今まで医療関連は興味が無く、今回初めてこの本を読みましたが、人体再生以前に、いろんな手術の現状や、アメリカやロシアの移植臓器供給システムの話が興味深かったです。

 ところで、この本でティッシュー・エンジニアリングと言う言葉が出てきます。英単語勉強中にtissueは、「組織」という意味だと覚えました。
 初めての単語で、組織ならorganizationくらいしか思い浮かばないし、日常使うティッシュとは違うのか?など、?だらけでした。

 今回ちゃんと調べたところ、tissueとティッシュは、同じ言葉なんですね。
 本来は「薄い織物」のことで、これが転じて生物の細胞組織(薄いから?)、はたまた日常使うティッシュになったようです。ティッシュのほうは、正確にはtissue paperでしょう。

 ティッシュー・エンジニアリングを直訳すると「組織工学」となってしまい、日本人には何のことやらわかりませんので、「再生医学」と訳するのが一般的になっているそうです。

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