アンソニー・マクギル

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Mcgill600.jpg  写真の人は、今年1月20日のオバマ大統領就任式で、パールマンやヨー・ヨー・マなどと一緒に演奏していたアンソニー・マクギル(Anthony McGill)です。

 何を今更ですが、実は以前のブログ記事「メトロポリタン歌劇場ガラ・コンサート」で触れたクラリネット名人がこの人だったのです。就任式を見ていたときも気にはなっていたのですが・・・。

 今日たまたま、別のアメリカン人奏者について検索しているときに思いだしたので改めて検索したところ、やはり同一人でした。

 私も放送を通して2回しか聞いていませんが、黒人奏者からイメージされるジャズ的な音色でなく、非常にふくよかで柔らかい音色で、聞いていて癒されます。今まで日本人にはあまり名前は知られていなかったはずですが、この就任式の演奏で一躍有名になったわけです。

 写真で吹いている楽器は、ふくらんだバレルと、妙に出っ張りの多いベルと、かなり独特の形です。彼のサイトがありますので見たら、楽器はルブラン(Leblanc)と書かれていました。

 ルブランはフランスのメーカーで、クラリネットの世界では、クランポン、セルマーに次ぐ有名メーカーです。日本ではジャズ系の奏者が割とルブランを使っているような気がします。

 このルブランは最近、BACKUN(バックン)というカナダのメーカーとタイアップして新シリーズの楽器を出しているようですが、おそらくマクギルの楽器がこのシリーズだと思います。ということで、特徴のあるバレルとベルはこのバックンの製品です。

 これらの製品は、オークションにも時々出てくるのですが、形が形なのでさすがにまだ使う勇気が出ません(^_^)

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