バットマン新シリーズ2作目は評判通りのすごい映画でした。
1作目は渡辺謙の出演で話題になりましたが、映画としては普通のレベル。が、今回は悪役ジョーカーを演じた故ヒース・レジャーの演技が凄い。
ヒース・レジャーは、メル・ギブソン主演のパトリオットで長男役を演じていたことしか知りませんが、この映画では、狂気さえ感じられるすごみのある演技、はっきり言って怖いです。残念ながら映画完成前に薬の飲み過ぎ?で亡くなったのですが、今年のアカデミー賞助演男優賞に輝きました。
バットマンシリーズには、ジャック・ニコルソン(前シリーズのジョーカー)、ダニー・デヴィート(ペンギン)、ミシェル・ファイファー(キャット・ウーマン)など悪役にいろいろな名優が出てきておもしろいのが特徴ですが、このジョーカーは全く次元が違う。子供には見せられないとんでもない怖さです。
もちろん主役のクリスチャン・ベールのバットマンも格好いいですし、新型バットモービルやカーチェイスなども大迫力。映画全体も、冒頭から息もつかせぬストーリーの展開で、最後まで飽きずに見ることができます。
ゲイリー・オールドマンや、モーガン・フリーマン、マイケル・ケインなど脇役名優も凄いです。特にゲイリー・オールドマンは、レオンで見せたようなキレた役柄が定着していたのに、バットマンでは泣かせる警部役がはまっています。
監督はクリストファー・ノーラン。これまたすごい監督のようです。メメント、フォローイング、プレステージなど他の作品も見たくなりました。
この映画はブルーレイソフトで見ましたが、映像も超一流。ジョーカーの怖さが我慢できる人にはおすすめです。名作!