オークションでたまた見つけたCDですが、なかなかよい演奏でお気に入りです。モーツァルトとウェーバーの5重奏で、ライブ録音です。
クラリネット奏者Charles Russoは、アメリカの奏者でかなりの年配ですが、Manhattan School of Musicの先生をしているようです。
このスクールのサイトを見ると、有名なチャールズ・ナイディックもいますが、4人ほどのクラリネット講師のなかで、このRussoが長老格だと思います。
この人の音色はフランス系のとても柔らかで軽やかで心地よく響きます。少しビブラートもつけていますが、問題有りません。
アメリカの現代奏者の音色はあまり好きではありませんが、この人は、まだヨーロッパ系の音色が残っている世代です。おそらくこの録音も1960年代あたりのかなり古いものだと思います。
モーツァルトも大変よいですが、特にウェーバーが、テクニックもすばらしく、ウェーバーの5重奏の良さが最大限に発揮されている感じです。聞いてハッピーになれる演奏です。