写真の建物は、我が沖縄県にあるオーボエ工房「ヨーゼフ」です。沖縄本島南部で、西洋木管楽器を制作する珍しい会社です。
オーボエ製造はかなり軌道に乗っているようです。そのヨーゼフがクラリネットを開発中、というニュースがありました。試奏できたらいいなと思っていましたら、5月中旬にお誘いがありましたので、早速工房に出かけました。
私が吹いた楽器は、ほぼ製品段階のもので、写真掲載できないのが残念ですが、クランポンやヤマハなどとは、外見も音色も違います。
システムはフランス式ですが、音色は、ウィーン風の「典雅な」音です。全体にふっくらとした雰囲気で、特に高音部がやせずに響きます。工房の仲村社長はドイツのオーケストラでオーボエを吹いていた方なので、知らず知らずドイツ管の音色を意識していたのでは?と思います。
構造的には、管体の内径が違うこと、各接続部の金属管埋め込み、若干のキーの配置変更と追加、そしてベルの最下部内側の削り取りと、象牙風リングです。
価格は、クランポンの高級品と同等です。試奏を聞いていた社長から、「エリート」よりも、「あなたのイメージする音が出ている」と、殺し文句を言われてしまいました。
ということで、ヨーゼフ・クラリネットの一桁台シリアルナンバーの楽器を、B♭管A管セットで注文することと相成りました(^_^;)
6月中には販売用楽器が何本か完成するとのことで、楽しみです。今年は、某オーケストラの定期演奏会で、シューマンの1番を吹く予定なので、ウィーン風の音色が生かせると期待しています。