某オーケストラ定期演奏会にてリムスキー・コルサコフのシェエラザードトップクラを吹きました。
この曲との巡り合わせは3回目、大学1年で2ndアシスト、15年前の2回目は2nd正。そして今回3回目でついにトップを吹くことに・・、もっと若いときにトップを吹きたかった(^_^;)
1楽章から4楽章までソロだらけ。特に2楽章カデンツと3楽章ソロはプロのオーディションでも吹かされるという難所です。30年以上のオーケストラ歴で最大級のプレッシャーでした。
残念ながら本番では2楽章カデンツの出だし(3回あるうち一番易しい部分!)でつまずきました(-_-;)
カデンツのミスは自損事故のようなもので、オーケストラ全体には迷惑をかけませんが、3楽章のスケールで上り下りするソロは、うまくいかないと全体に悪影響を及ぼします。こちらは本番でどうにかこなせたのでほっとしました。
今回のマウスピースやリードの仕掛けは明快。開きの大きいマウスピースと少し薄めのリードを組み合わせることでした。
最終的には、写真のとおり、B45Lyreという、ヴァンドレンのクラシック系では一番開きが大きいマウスピースと、ヴァンドレンV12シリーズ3番のリードとなりました。
ppからffまでしっかりコントロールでき、音色も若干明るめで響きがきれいな感じで、まあまあだと思います。久しぶりに定番になりそうな組み合わせです。
ヨーゼフは最終バージョンを受け取ってから3ヶ月経ってピッチなど安定してきました。特にA管は良い鳴りだと思います。
シェエラザードのおかげで指も割と回るようになり、これからの夜長の季節は、自宅で定番クラリネット曲をさらって遊びます。