2014年1月アーカイブ

井上靖 あすなろ物語

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あすなろ物語
 井上靖の「あすなろ物語」読みました。自分の体験を元に、明日は檜になろうとして頑張るが、結局なれない翌檜(あすなろ)の木のもつ、上昇志向と限界というテーマで書かれた小説です。

 淡々とした描写の中に、昭和初期から戦後へと移り変わる時代が描かれていて、かつ、「あすなろ」たちの陰と陽の両面が伝わるよい作品でした。

 天城山中の蔵で義祖母とその姪と暮らした「深い深い雪の中で」は、中勘助の「銀の匙」の雰囲気がただよう。「寒月がかかれば」では、沼津のお寺での中学時代、少し不良っぽくなり女性を意識する。

 「漲ろう水の面より」は、大学時代のあてどもない暮らしの中、年上の美しい未亡人に恋い焦がれる。「春の狐火」では戦地から帰り新聞記者として働く中での、老記者とその妹とのからみ。

 「勝敗」では、ライバル社の記者との偶然のいろいろな出会い。最後の「星の植民地」は、焦土と化した大阪で、ふたたびもえでてきた「あすなろ」たちとの出会い。

 井上靖の小説は、「楼蘭」、「おろしや国酔夢譚」と読んできました。文体は私に合うようで、とても読みやすく味わい深いので、好きになりました。BOOKOFFで見つけたら必ず買うようになり、現在23冊たまりました。

我が家の桜咲き始めました
 例年より開花が早いです。つぼみも多く、今年は「満開」という感じになりそうです。

シルクロード3 幻の楼蘭・黒水城
 1980年代、喜太郎のテーマ曲とともに一世を風靡したNHKの番組「絲綢之路」シルクロードを書籍化した物の第3巻。当時感激して全12巻を購入したのですが、結局1巻だけ読んで今まで本棚の飾りになっていました。

 本のPDF化作業とともに、飾り本をどうにか読破したいと思い立ちました。司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズとともに、月1巻ずつ読んでいく計画です。

 今回は、第3巻。楼蘭と黒水城。楼蘭遺跡は、敦煌から西に数100kmのタクラマカン砂漠入口当たりにあり、紀元前120~30年ごろから紀元前77年まで存在した国。井上靖の小説「楼蘭」の舞台です。

 シルクロードの制覇をめざした漢によって滅ぼされ、その後20世紀初頭のヘディンの再発見まで砂漠に埋もれていたわけです。ロプ・ノールというさまよえる湖の近くにありました。仏塔や建物の廃墟、女性のミイラなどの発見があったようです。民族など一切不明ですが、西アジア系の民族だったろうと言われています。グーグルマップで探してみましたが、さすがに見つかりません。

 黒水城遺跡は、敦煌北の酒泉市からさらに北へ行き、モンゴル族の自治区になっているところにあります。楼蘭の時代からぐっと新しく、元帝国成立前の200年間栄えたタングート族の国「西夏」の遺跡です。西夏文字で有名です。こちらは、チンギスハンに滅ぼされました。

 遺跡は、幅400~500mで、ほぼ全域の城壁や仏塔などが残っており、グーグルマップでとてもきれいに見ることができ、感激しました。当時の取材班はらくだを使ってかなり苦労して行き着いたようですが、今は舗装道路があようです。30年も経つと世の中こんなに進歩したわけです。

 ロプ・ノール湖(跡?)も、本の中では衛星写真として紹介されていますが、グーグルマップも衛星写真ですから、そのものが見られますね。

 私の頭ではシルクロード=砂漠、というイメージなので、この第3巻と次の第4巻がメインになりそうです。 

フィットアリアの鍵

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フィットアリアの鍵
 私の車フィットアリアの鍵が4ヶ月ぶりに戻ってきました。去年9月2日に無くしたのですが、女性の方が道で拾ってT警察署に9月6日届けてくれていたようです。無くした本人はあっさりとあきらめ、さっさと合い鍵を作ったのですが・・・。その合い鍵も昨日タクシーの中あたりで無くしてしまい、落ち込んでました。

 朝起きたときに、ふと警察署に届けられているかも?と思いつきました。なぜ今までそれを思いつかなかったのかも問題ですが、とりあえず電話してみたら、本来3ヶ月が保存期間だが、9月ごろの遺失物はまだ残っているとのこと。早速行ってみました。

 鍵の落とし物って割とあるようで、1ヶ月分で紙袋いっぱいになっています。何となくありそうな予感がしました。で、上から順に探していって、1/3ほどで見つかりました!! 写真にある黄色いスクーターが目印です。おもわず「あったー!」と叫んでしまいました。

 うーん、昨日紛失したのは、何かのお告げだったのかも。私の鍵は廃棄直前だったようです。届けていただいた方に大感謝m(_ _)m

 

街道をゆく19 中国・江南のみち
 週刊朝日1981年7月~1982年3月連載。19巻目は中国への旅1回目。古い時代に日本とつながりが深かった江南で、そのつながりを考える。通常このシリーズは200ページ前後が多いが、本巻は343ページあるので、内容がとても豊富だった。

 江南は、いわゆる揚子江下流域の江蘇省とその南の浙江省。有名な蘇州は、春秋戦国時の呉国の都。市内の水路、白壁煉瓦と漆喰の民家のたたずまい。シックイは石灰とも書き、ソックイと聞こえる江南の発音とのつながり。

 越が攻めて来る、と呉王夫差に諫言して、死を与えられた伍子胥(ごししょ)。呉の読みで「ご」と「くれ」の違い、日本書紀において「くれ」と読ませるのはなぜか考える。

 江南地方は春秋戦国のころまでは異民族的な文化の地域だった。楚の項羽が劉邦に負け漢が中国統一したあと、この地は漢文明のるつぼの中に入り、六朝時代(3世紀から6世紀まで)には中原から漢民族がこの地に南下してきて本格的に漢文明の地になった。日本は江南にあった六朝文化→百済→倭という文化の流れの中で漢字の発音は当初呉音となった。月の読み「がつ」は呉音、「げつ」は漢音 蘇州は絹織物の名産地。呉服の名称との関連。

 杭州では、蘇州にはなかった防火壁としての「うだつ」が民家にはあったこと。杭州は南宋(1127~1279)の都(臨安)。宋代は商品経済が大きく栄えた。臨安が通称で行在(あんざい)と呼ばれた理由と、行のよみにアンがある理由(行灯)。 岳飛(1103~1141)の廟、秦檜と岳飛の関係、日本軍国主義教育の中で果たした宋学の影響など。

 杭州郊外の竜井(ロンジン)茶畑を見ながら、茶の歴史を考える。「茶」という字は、比較的新しく唐代にできた。英国が中国から茶を買うときは銀で払い、銀の払いすぎをアヘン貿易で取り戻したこと。モンゴル人と茶のつながり。急須は本来酒燗の道具だったが日本で茶の道具になった、キビショとよむ語源は福建の読みから。海嘯現象が起こる杭州湾の塩官鎮。

 魯迅が生まれた紹興。最澄が日本への帰りがてらついでに寄った越州(紹興)の竜興寺で密教を筆授したこと。有名な会稽の恥、臥薪嘗胆と会稽山。紹興酒の里で、酒をもる器(爵)と、日本の華族制度の名称のつながり。

 唐・宋のころ明州と呼ばれた寧波では遣唐使時代の日本とのつながりを特に考える。大仏再建に力を尽くした重源と陳和卿。ジャンク船(戎克)の技術を考える。道元が学んだ天童山の伽藍など。

活動量計HJA-311

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オムロン活動量計HJA-311
 健康管理のためにこの2年ほど、いろいろやってきました。写真はオムロンの活動量計HJA-311です。歩数計+カロリー管理機能がついています。USBアダプタを介して、PCサイトのウェルネスリンクにデータをアップロードできます。

 以前は外に出るときしか着けませんでしたが、最近は起きている間はずっとポケットに入れて、ほぼ正確な数字を出すようにしています。

 去年はジョギングもやりました。今までスポーツは全くやったことがないので、これまでの人生で走った距離はトータル50kmないはずです。しかし、去年は体重減少の目的で、春頃から少しずつ走り、多い月は月100km走りました。

 それやこれやで、去年の目標だった「体重60kg以下」はクリヤーし、現在朝の体重はほぼ57kg台です。オムロンの体重体組成計によると、体年齢は42才~43才と、以前より若くなりました。

 実は体重減に一番効果があったのは、自宅でビールを飲むのを制限することでしたが(^_^)v

自炊
 2014年初の投稿です。年始にサーバー公開に使用していたルーターがおシャカになり、このブログを見ることすら見ることができなくなっていました。結局公開用サーバーPCのファイアウォール設定を直すことで、再公開できました(-_-;)

 去年から、本をスキャンしてPDFにする作業が本格化し、後半からはBOOKOFFで100円本を探して買いまくっています。本日も約60冊をスキャンしました。写真はその残骸です。

 BOOKOFFで探すのは結構楽しいです。今まで出会ったことのない分野、作家の本が手に入ります。100円本の場合は、最新刊は無理ですが・・・。

 読む方ははかどりませんが、PDF形式でも本はどんどん増えていますので、今年は年180冊、月15冊を読むということで、年始の目標を決めました。

 所有冊子数は2,000冊を超え、年180冊読んでも全部を読むのに10年はかかるという量ですが、今までと違い、月ごとに目標分野や本を決めて、読むスタイルにしました。

 このブログも最近はご無沙汰でしたが、今年はなるべく更新したいと思います。

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