痛恨のミストーンその2

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 次に大きなミストーンは、大学4年生(関西では4回生)のときです。これは練習の時でした。ブラームスの交響曲第4番終楽章、中間部でトロンボーンのきれいなハーモニーのあと、クラとオーボエが静かなソロの掛け合いをします。クラの2番目のソロで、レからシの音に上がるのですが、上がるときに音が見事にひっくり返ってしまい、キェ~~とこれまた大きな音を鳴らしてしまったのです。 

 普通に吹ければ大変感動的なソロですが、このときばかりは、演奏の途中で指揮者がまずプッと吹き出してしまい、そのあと楽団全員が笑いこけてしまったのでした。

 実はこれも遠因があります。このときの演奏会は、「ブラ4」と「展覧会の絵」のダブルメインでした。私は4年ということもあり、両方トップを吹いていました。で、演奏会直前のこのころは、練習過多で下唇の中が切れている状態で、普通にマウスピースをくわえることが困難な状態に陥りつつあったのです。下の歯に紙を巻いてくわえるというようなことをやってました。

 このリードミスのあとは、ここのソロは思い切って吹くことができなくなってしまい、本番の録音を聴いても他の部分と比べると頼りない吹き方をしています。

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このページは、が2004年11月23日 19:01に書いたブログ記事です。

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