2008年2月アーカイブ

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 印象的なタイトルに釣られて購入したのですが、本当の内容は副題の「サイズの生物学」。
 つまり、生物のいろいろなサイズとその機能を、特徴的な例を挙げながら、「おもしろく」解説したもの。


 私のように「生物」音痴の人間には難解?すぎて、ちょっとだけ読んでほったらかしになっていました。

 最近は科学全般の紹介本を読むようになったおかげで、生物関連も慣れたせいか、1994年に購読後、ようやく全体に読むことができました。

 全部で14章からなりますが、各章はほぼ独立しているので、どこから読んでもよさそうです。

 以下は、興味深かった点

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 2月3日(日)国立劇場おきなわにて、組踊「未生の縁」(みしょうのえん)を観ました。実は、初めての組踊観劇です。(^^ゞ


 これまで、全く組踊を観る機会が無かったのでした。今回は、出演者つながりでお誘いがあり、せっかくの機会なので、観てきました。

 組踊については、ほとんど知識がなく、当日朝、インターネット検索で情報収集。国立劇場があるくらいなので、さすがにきちんと情報提供されています。

 この組踊は、有名なものではなく、1756年の初演以後、途絶えていたようです。昭和63年に石垣島で台本が発見され、平成9年に241年ぶりに上演されたというものです。

 豊見城市にある平良と保栄茂(びん)という集落が舞台。生まれる前に親同士が交わした縁組みの約束を、子どもたちが苦難を乗り越えて忠実に守っていくという忠孝と熱愛の物語です。初めて観たのですが、なかなかよかったです。

 組踊は、琉球音楽・方言によるオペラのようなものですが、独特の抑揚をもった歌唱調のセリフと、様式化された簡素な動きや舞台が、特徴です。

 とにかくセリフも動きも、とてもゆっくり。無音部分も多く、時に「早送り」したくなりますが、この「スローペース」と、必要最小眼の音楽が、組踊の良さなのだと思います。

 今回は、男主人公が、山中の洞窟に捨てられ、供の者と別れる場面が、演技・セリフ・音楽ともに一番感動的でした。思わず・・・(; ;)ホロホロ

 場面ごとのテーマ音楽(もちろん琉球音楽)は割とおもしろく、方言のセリフも字幕ありますので、西洋のオペラを見慣れた方は、大丈夫でしょう。

 機会があれば「執心鐘入」などの有名な組踊を観てみたい、と思いました。  

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