2009年4月アーカイブ
黒澤監督作品は、「七人の侍」しか見たことがなかったのですが、この映画はなかなかおもしろかったです。
冒頭、本物の武田信玄、その弟の武田信廉(彼も信玄の影武者の一人)、そして主人公の影武者。三人の似たような武将が並ぶシーン。これには、ウン??といきなり引き込まれました。名画は、冒頭で決まるということです。
映画としては、仲代達也演じる影武者が、段々と本物と見まがうようになっていくところがおもしろいです。そして、信廉役の山崎努や山縣昌景役の大滝秀治、信長役の隆大介などがとても役にはまっていて、この映画を重厚にしています。
特徴的なのは、戦国映画に不可欠なはずのチャンバラシーンが見られないこと。武者や馬、鉄砲は豊富にエキストラを出して、戦場の雰囲気は見事に出しているのですが、いわゆる斬り合いは見せません。戦闘の行方は、武将や侍の表情で暗示させるという、描き方です。
もう一つの特徴は、個々の映像や人の動きが大変きれいなこと。旗指物の並び、兵士たちの行進、整列シーン、武将や従者たちの所作など、すべての映像や演技が、きちんとしていて美しいです。
音楽は池辺晋一郎さんですが、なかなかよい音楽だと思います。この音楽によりオペラ的な感覚で映画を見られます。
昨年末の初来日演奏会を一部だけNHKBSで見ました。ほぼ終了間際で、チャイコフスキー5番の最終楽章でした。
まずメンバーが若い(当たり前か・・・)のに、ものすごくうまいのにびっくり。指揮のグスターヴォ・ドゥダメルもすばらしい指揮。
メンバーがお互いに顔を見合わせ(アイ・コンタクト)ながら、とても楽しそうに演奏しているのが印象的。
アンコール1曲目は、バーンスタインのウェストサイド組曲から、確かシンフォニック・ダンス。これが・・・、すごい!。難曲なのに、彼らは演奏しながら体はほぼ踊っている。楽しそうに、しかも簡単そうに、そしてとてもうまく演奏している。このオーケストラはいったい何なんだ・・。
アンコール2曲目は、南米の作曲家(確かヒナステラ)の曲だったが、バーンスタインにもまして難曲風。ところが、これもいとも簡単に演奏する・・・ばかりか、最後はほぼ全員が演奏しながら、踊り出すは、楽器はくるくる回すは・・・。
指揮者は、皆が踊り出したら退場してしまった。そしてその後も、難しいはずの曲は一糸乱れず演奏されていた。
いやー、ぶったまげました。もちろん、聴衆は最高に盛り上がり、ほぼ全員スタンディング・オベーション。
Web検索すれば、なぜこのオーケストラがすごいのかわかります。まだ知らない人は是非検索してみましょう。
ちなみに指揮のドゥダメルは、今年若干29歳でとロサンゼルス・フィルの音楽監督就任とのこと。
田中芳樹原作をアニメ化したもので、NHKBSで放送されていたものを見てびっくり。
有名な「銀河英雄伝説」を彷彿とさせるすばらしいアニメです。銀英伝は、ラインハルトとヤン・ウェンリーとの戦いでした。
こちらは、宇宙帝国を支配する貴族のタイタニア一族と、その支配を否定する知将ファン・ヒューリックとの戦いを描いたものです。
残念ながらクローンウォーズと違い、もともとHD画質ではないようですが、宇宙船の描写や戦闘シーンは銀英伝からかなり進化し、100インチ大画面で見るに堪える画質です。
錦織健氏が歌う主題歌、「あの宇宙(そら)を、征け」は、歌詞も、メロディーも感動。
こちらは、現在NHK総合で放送中。これもおすすめです。
映画SWのエピソード2と3の間に位置するもので、ジェダイ&クローンの共和国勢力とドゥークー伯爵に代表される分離主義勢力との戦いを描いたものです。
イラストは、アニメ映画として上映されたものですが、現在NHKBShiで連続アニメが放映中です。
アナキンやパドメ、オビ・ワンの顔が漫画的すぎて?ですが、他のキャラクターは実写版でも、もともと漫画的なのであまり気になりません。
うれしいのは、HD画質なので、宇宙船などのメカニック系がとても詳細に描かれていますし、戦闘シーンの描写はアニメならではの軽快さですばらしいです。
また、実写映画にはなかったアソーカ・タノというアナキンの弟子(女の子)が登場しており、楽しいキャラクターです。
日本のアニメと、ディズニーあたりの3Dアニメの中間を行く感じで、楽しいです。おすすめ!
