監督、脚本ジェームズ・グレイに、マーク・ウォルバーグ/ホアキン・フェニックス/シャーリーズ・セロンという豪華なキャストによる映画、「裏切り者」(The Yards)(ハイビジョン録画)を、見ました。
全く予備知識無しに見ましたが、なかなか見応えのある映画でした。
yardというのは、事件の背景となる地下鉄の操車場です。
地下鉄の車両修理をめぐる汚職事件の展開を軸に、律儀な男(マーク・ウォルバーグ)、汚職に手を染める男(ホアキン・フェニックス)、愛に飢える女(シャーリーズ・セロン)の3人を中心に、愛や欲望など人生が描かれるという感じです。
ホルストの組曲「惑星」から「土星」がバックのメインテーマになっていることからもわかりますが、全体に静かな押さえた表現が独特でした。
それにしても、ホアキン・フェニックスは、この映画といい、「グラディエーター」といい、屈折した役柄が似合っています。
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