6日放送NHKBShiの地球特派員スペシャル「カーボンチャンス、温暖化が世界経済を変える」を見て、衝撃を受けました。
ドイツにおける環境対策の進展、中国におけるCDM(Clean Development Mechanism)ビジネスの盛況ぶり、アメリカの原子力発電への回帰など。
特にドイツ。電力会社に課せられたクリーンエネルギー電力の買取義務、養豚などの糞を利用するメタンガス発電の村、環境に優しい自転車を利用する町ミュンスター(写真参照)、1ヶ月!(1日ではないです)のゴミが小さなゴミ箱1つ分で足りる家など・・。
「緑の党」という、環境問題に急進的な政党が躍進し、政治に参画しているのは知っていましたが、ここまで変わっていたとは。
ひたすらエネルギー浪費大国アメリカの顔を伺い、今や環境問題では後進国となりつつある?我が国とのあまりの違いにびっくりです。
今年のサミットでは、環境問題が一番の重要課題となるようですが、年金問題という極めて内向きの問題に煩わされている我が国の状況を考えると、開催国として日本が国際的に評価されるような結果は期待できそうにありません。
しかし、今年、世界の今後を左右するであろう、米大統領選挙があります。日本も衆議院総選挙があります。今年は今後10年を左右する重要な年になりそうです。
私は、環境問題を正面に据えた新しい政党の登場を期待します。というのは、環境問題は、いろいろな側面があるので、これを総合的に議論し、解決策を考えていくと、我が国の抱えているいろんな状況の改善にもかなり貢献するのではないかと思うからです。
番組ではパラダイムシフトという言葉が出てきました。つまり、環境問題対策こそが、これからのparadigmであると。
さて、番組の内容は、大変すばらしかったのですが、パネリストで、自分の国のことを「この国」と表現する人がいたのは?です。普通に「我が国」といって欲しいです。
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