ヨーゼフのクラリネット(2)

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josef2.jpg
 ヨーゼフのクラリネット改良版を借りることができました。上下管のみで
バレルとベルは以前のものです。まだまだ改良が進行中で、あともう少しで販売モデルとなるようです。


 一番気になっていたB♭管の音程バランス(上第1線のG付近がかなり高い)が良くなりました。

 左手薬指のホール位置(インライン配置)も修正され、2mm程度左手側にずらしてあります。また、左手小指で操作するB♭キーの長さも変更され、押し易くなり、これを使うアルペジオや音の跳躍がやりやすくなりました。

 レジスターキーはホールが管体から突き出ているので、キーも通常の物と違いホール部分で盛り上がっていますが、使用時の違和感はありません。スロート部分の音色のつながりが良くなりました。

 B♭管は今まで私が使っていた物に比べて、明るめ、軽めのサウンドになってきていますが、それでもヨーゼフ独特のまろやかな響きのある音色です。

 まだ、実験段階ですが、管体が変わったせいか、オプティマムリガチャーの逆向き使用も、元に戻したほうが、クリヤーで音のつながりが良いです。

 A管は段違いに吹きやすくなりました。モーツァルトの協奏曲や五重奏の一部パッセージなどクランポンで吹いても苦労していた部分が吹けるようになりそうな予感(^_^) 音色も良い方向に明るくなり、とてもいい音です。

 このバージョンでもかなりのレベルだと思いますが、最終バージョンがどうなるか、非常に楽しみです。

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このページは、が2009年12月31日 01:47に書いたブログ記事です。

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