1997年のSF映画。監督アンドリュー・ニコル、出演イーサン・ホーク、ジュード・ロウ、ユマ・サーマンなど。
以前、DVDで見ていたのですが、ブルーレイレンタルになったので、早速見ました。Very good!!
遺伝子操作により、「適正者」と「不適正者」に分けて、社会がなりたっている未来社会。そのなかで、イーサン・ホーク演じる不適正者が、ジュード・ロウ演じる適正者の血液などを利用し、適正者になりすまし、あこがれの木星探査宇宙飛行士になるまでの物語。
最近のSF映画と違い、アクションやCGはまったくありません。ある種20世紀半ばのSFやサスペンス映画のようなタッチで、懐かしいような画面ですが、華々しすぎるCGに飽きてきましたので、このような映画もおもしろいです。
内容としても遺伝子操作に関する怖さや、不平等感を痛烈に植え付けてくれる素晴らしい映画です。
低予算映画ですが、映像には結構こだわりがあり、映画の雰囲気に合った実存する建物を探しての撮影や、セットや小道具などが印象的で、映画の世界感がよく出ています。
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