モーツァルトの協奏交響曲を吹く(3)

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 いよいよ本番まで泣いても笑ってもあと3日。さすがに緊張感が増してきました。楽器やリードの調子は、まずまずだと思います。ところが、木管だけでさらったときは、割と緊張感無しに吹けるのに、いざオケとの合奏になると、緊張しまくり指がいうことを聞かなくなるのです。早いパッセージでミスばかりしでかしています。

 なんというか、それまでまあまあ動いていた手が、急に冷えてきてコントロールしにくくなるという感じです。このような緊張感を感じ出したのは、やはりソロ演奏に慣れていないことが原因だとは思います。オケの中で吹くのは、問題ないのですが、舞台の前に出て吹くのは、はっきり言って大いに緊張します。このような状況だと、普段からうまくないところは輪をかけて下手になります。

 一番の課題は、第3楽章の最後から2番目のバリエーションの中のスケールです。ソ・シ♭・レ・ド・・・・と続くのですが、このシ♭から上のレにあがるときの換え指がうまくつながらない。今までの確率30%以下。(^_^;)

 ワースト2は、第1楽章の途中にあるE♭durのアルペジオです。(E♭durの曲でそのアルペジオがうまく吹けないなんて、最悪!!) 左手の中指の押さえが遅くて、きれいにつながらないのです。と、こんな調子で、早いパッセージは状況次第で指が絡まりそうになったり、しどろもどろ状態。

 他にもたくさんありますが、あとは人知を尽くして天命を待つのみ、ということで、あと3日、夜な夜な、意に反して動かない指を必死に動かそうと悪戦苦闘します。残念ながら、我が練習室には、「セロ弾きのゴーシュ」のように、猫やらネズミやらが訪れて、教師役をつとめてくれることは期待できませんが、本当は猫の手も借りたいです・・・。

 それでも、4人のアンサンブルがきれいに決まると、大変よい音がします。これがこの曲のよいところですね。うれしくなります。終わってなるべくうまい酒が飲めるように、あと一踏ん張りしたいと思っています。次回は、結果報告です。(次回へ続く)

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このページは、が2004年11月23日 19:07に書いたブログ記事です。

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