事物はじまりの物語

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事物はじまりの物語

 ちくまプリマー新書の1冊で、吉村昭のこの本は、明治期に日本に入ってきた物などのルーツを紹介したもので、なかなかおもしろく読めました。明治という時代の持つ、気風や気概が伝わってきます。
 特に印象に残ったのを挙げると
 (1)刑死人に限られていた死体解剖が、、明治2年に病死人に対しても行われるようになった経緯。
 (2)国旗(日の丸)の始まりは、江戸時代に廻船に掲げられた船の旗印から。
 (3)蚊取り線香は、日本独特の発明で、明治23年(1890年)に製造開始、現在のように渦巻きになったのは、明治35年(1902年)。Mosquito Coil として輸出もされている。
 

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