「値段」でわかる日本経済

| コメント(0) | トラックバック(0)

「値段」でわかる日本経済

 いろいろな商品やサービスの「価格」について、あれこれ考えるうちに日本経済が見えてくる、という本です。が、2001年発行なので現状とは食い違いがある記事もあります。(^_^)b 

 こんな本は早めに読まないと意味がないのですが、今高騰しているガソリンの値段などについては、ギャップがあるせいで、逆に経済の動きを身近に感じ取ることができます。

 勉強になったことを2つ挙げると、
 コーヒーの箇所で、おいしい豆の条件。
 まず、昼夜の寒暖差のある山地や赤道直下の豆は実が引き締まっていて良質。次にウォッシュド(水槽に入れ沈んだ実だけを取り出す)された生豆を精製したものがよい。ということで、山地栽培が多い中米グアテマラとジャマイカ(ブルー・マウンテン)が人気。なるほど。

 輸入品が多い食料品の中で、鶏卵だけはほぼ国内自給できており、国際価格で見てもそんなに高くない。原因は、農家や関連企業のコスト削減努力(大規模化)と円高傾向(輸入飼料が安い)。
 ということで、鶏卵業界は農業の中では、優等生なんですね。鳥インフルエンザなどの問題がありますが、これの対策がかなり手早く行われているように感じるのは、やはり鶏卵業界の持つ特質なのでしょうか?

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://kinjomu.com/MT/mt-tb.cgi/674

コメントする

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.27-ja

このブログ記事について

このページは、が2006年1月30日 03:17に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「ちょっとしたこと」を英語で言えるようになる本」です。

次のブログ記事は「事物はじまりの物語」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。