ローマの歴史やら、ダ・ヴィンチ・コードやら読んでいると、どうしてもこれら3つの宗教の知識がないと今ひとつ理解できません。
この本は、以前読んだ「宗教がわかれば中東情勢がわかる」と比べると、格段に質はよいです。おすすめです。
3つの宗教の特徴、成り立ちなどわかりやすく、しかもある程度客観的に説明されている。まだ読み込みは足りませんが、時々読み返してみたい本です。
特にサラセン帝国の最盛期には、ギリシャ文化の見直しや、当時最先端の科学研究がバグダットでなされていたこと、また、イスラム教は決して征服宗教ではなく、寛容の精神もあったことなどがしっかり書かれています。
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