ローバト・ベントン監督、アンソニー・ホプキンス演じる偽白人老古典文学学者と、ニコール・キッドマン演じる不幸な30代女性との恋を描いた映画。表題の「白いカラス」と原題「The Human Stain」はかなり違いがありますが、原題では難しすぎるので、映画の中でも出てくる表題が、印象的でわかりやすくて採用されたようです。
「人間はしみを、痕跡を、しるしを残す。それがここに存在している、唯一の証しなのだ。」(フィリップ・ロス)うーん・・・・、難しい。
原作は、フィリップ・ロスという米作家だそうです。この映画には、人種差別と人種詐称、家庭内暴力、戦争後遺症、老人の恋などいろいろな要素が入っていますが、それらをごく自然に、淡々と描写しているのがよいと思います。
最近民放ハイビジョン映画も見るようになった結果、前回の「The Yards」やこの映画のような、静かに深い印象を与える映画を見るようになりました。
実はもう一ついい映画を見たのですが、タイトルや俳優名を確認しないまま見終わってしまいました。うろ覚えのタイトルは「ゴーストタウン」ですが、これで検索しても、私の見た映画にいきつけません。俳優さんも有名どころではなかったので・・・。
コメントする