街道をゆく1(湖西のみち、竹内街道、甲州街道、葛城みち、長州路)

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街道をゆく第1巻
 この有名なシリーズは、1971年から司馬遼太郎が亡くなる1996年まで、週刊朝日に掲載された紀行文です。文庫本としてはこの第1巻から第43巻まで刊行されました。


 基本は「日本人の祖形のようなもの」を探す旅です。私も「旅」してみたくなり、まずは第1巻から読みます。

 「湖西のみち」(琵琶湖西岸)では、朝鮮半島からの渡来人が居住していた、古代「楽浪の志賀」と呼ばれた、「穴太の黒鍬」と呼ばれる土木技術、朝鮮系と思われる地名、古墳群などから、朝鮮半島からの日本人ルーツを考える。
 また、朽木渓谷で織田信長を「助けてしまった」松永久秀の「人物」に思いをはせる。

 「竹内街道」や、「葛城みち」では、古代大和地域の種族や神々のありよう。鴨、安曇、出雲は古代種族名なのだそうだ。

 「甲州街道」(八王子)は、徳川家康の江戸入りの状況、八王子に配備された八王子千人同心、徳川慶喜の決断、勝海舟の江戸非戦戦略など。

 「長州路」は、「甲州街道」と逆に明治維新に活躍した長州藩やそれ以前の大内や毛利の人々。
 志士たちに多大な金銭支援をしながら明治政府に報いられなかった商人、高杉晋作と並び称せられるながら池田屋事件で死んだ吉田稔麿、百姓的な幕府の発想と、商人的な長州の発想などなど。

 いながらにして全国各地を司馬遼太郎の解説付き?で旅できます(^_^)

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このページは、が2010年3月 7日 11:03に書いたブログ記事です。

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