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インセプション
 クリストファー・ノーラン監督、レオナルド・ディカプリオ主演。ブルーレイソフトレンタルで見ました。

 他人の夢に侵入し、情報を盗む産業スパイが、渡辺謙演ずる某大社長に、盗むのではなく、ある考えを埋め込む(Inception)ことを依頼された。

 そこから、はらはらどきどきの大展開が始まる。夢の世界なので何でもありは、プログラム世界を扱ったマトリックスと似たような感じだが、こちらは、夢の中の夢、の中の夢までいくので、同時に3つのストーリーが進行することになる。

 久しぶりにインパクトを感じた映画でした。さすが、ダークナイトのノーラン監督です。ディカプリオもいい役者になったな、と思います。

ペイチェック 消された記憶(Paycheck)
 監督ジョン・ウー、原作 : フィリップ・K・ディック。ベン・アフレック 演ずるフリーのソフト開発者は、開発後記憶を消すことを条件とした契約で高額収入を得ている。ある日、3年間の記憶消去を条件に、9000万ドルの契約を承認。

 期間終了後、記憶を消された彼が受け取ったのは、9000万ドルのペイチェック(小切手)ではなく、鍵やIDカード、指輪など20点のガラクタ?が入った封筒のみ。しかも、いつのまにかFBIに追われている。このあたりからいろいろな謎を解き明かすサスペンスになっていく。

 ブレードランナーやトータルリコールなどフィリップ・K・ディックの作品は映画化されたものが多いが、この作品もなかなかおもしろい。今回はNHKBS2での放送版を見たので、画質はハイ・ビジョンではなかったのですが、まあまあの画質でした。

巴里のアメリカ人 ジーン・ケリー扮するアメリカ人画家とレスリー・キャロンのフランス女性との恋物語を描いたミュージカル映画。音楽はもちろんガーシュインの「パリのアメリカ人」が中心となっています。NHKBS-HIの録画で見ました。

 華麗なダンスシーンがすばらしく、また、ガーシュインの音楽と映画の展開がマッチしていて、楽しいです。ジーン・ケリーもちろんすばらしいですが、レスリー・キャロンがとても可愛い!

 1951年の映画ですが、画質もかなりよく保存版となりました。一度是非ガーシュインの音楽を演奏してみたいものです。

 

オーケストラ
 今上映中の映画です。ソヴィエト時代のユダヤ人楽員排斥に反対して解雇され、天才指揮者から清掃員に格下げされたアンドレイ。支配人室を清掃中にパリでの演奏依頼FAXを見つけ、こっそり昔の仲間を集めてオーケストラを結成し、演奏することを思いついた・・。

 あとは、見てのお楽しみ!途中まではずっこけオーケストラ結成劇で楽しいだけですが、最後に涙なくしては見られない感動のラストが待ってます。

 原題はConcertです。ということでチャイコフスキーのVn協奏曲がキー音楽となっています。いまさらながら、この曲の良さがひしひしと伝わりました。

 メラニー・ロランがVnを弾く姿は美しいですし、もちろん演奏は別人ですが、曲の雰囲気を十分表現した演技、ボーイングでした。 

精霊の守り人
 上橋菜穂子原作のファンタジーアニメ。なかなかの傑作です。NHKBs-hiで放送されていました。


 ファンタジーなので時代や地域は不明ですが、雰囲気としては韓国あたりの数百年前くらいのイメージです。

 水の精霊の卵を宿した王子チャグムと、彼を守る女短槍使いバルサを主人公として、物語が展開していきます。ストーリーは大変おもしろいです。
 
 アニメとしては、バルサはじめ登場人物のアニメキャラクター化がすごくうまくいっていますし、風景や建物、文字などの文化的なところまで、細かい設定が素晴らしいです。第1話を見たときからはまってしまい、26話まですべて見ました。

 原作は読んでいませんが、このあと「守り人」シリーズで数冊あるようです。児童文学の世界では結構有名なようですが、ハリーポッターや指輪物語などと同じように、大人が読んでもおもしろいと思います。

 今から原作を読むと、このアニメの映像がすごく影響を及ぼすと思いますが、いい方向で及ぼすのではないでしょうか。

 なんといってもバルサが格好いい。実写化するとどんな女優さんがいいのかなどと考えてしまいます。

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