Rudolf Uebel A管登場(1)

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Rudolf Uebel A管登場(1)

 道楽の極み!ついに出ました。去年の11月にヤフー・オークションで落札してしまったエーラー管。いわゆるドイツ式クラリネットで、Rudolf Uebel というメーカーのA管です。
 去年6月頃に聞いたライプチッヒ・ゲヴァントハウス室内管弦楽団のクラリネットに感動し、楽屋に押しかけて、クラリネット奏者にちょっと挨拶をしました。そのときの1st奏者がUebelを使っている言ったのです。
 それでUebelという名前を覚えてしまい、オークションでこれを見つけたら、ついふらふらと入札してしまったというわけです。

 完全純正?のエーラーではないようです。マウスピースはベーム式のマウスピースをつけて吹けるようになっており、レジスターキーは通常、左手親指の位置から回り込んで左側面に穴が開いていますが、この楽器は、ベームと同じように、左手親指の上部に穴があります。
 それ以外はエーラーそのものだと思いますが、とにかくとても古い楽器で、割れ部分もかなりあり、買ったときはどうにか音が出る程度だったのです。即修理に出したのはよいもののなかなか戻ってこなくて、ようやく昨日修理完了でした。修理屋さんも苦労したようです。
 タンポとキー・コルク、ジョイントコルクは全部交換ですが、古い楽器のため、適合するタンポがなく上管の小さい穴のほうは、ほとんどコルクタンポになっています。上管内部の割れはきれいに修理されています。修理屋さんに感謝です。
 早速吹いてみたら、どうにか吹けました。もちろんエーラー・システムなのでまだ私にはうまく吹けませんが・・・。ただし、おそらくマウスピースがベームのためだと思いますが、高音部のピッチがかなり(下手すると半音くらい!)上がります。「たる」をかなり抜いて中・低音は442hzでどうにかできそうです。
 2月のアンサンブル・コンサートに向け、ブラームスの有名なトリオをやってみようということになっています。この曲はA管だし、実は初めてさらうので、どうせならとこのUberでやってみようかな?

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このページは、が2006年1月14日 01:47に書いたブログ記事です。

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