2008年11月アーカイブ

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 11月7日に行われたサンクトペテルブルグフィル演奏会のFM生放送及び衛星放送録画を見ました。


 指揮は、ユーリー・テミルカーノフ、Vnは庄司紗矢香。主な曲目は、チャイコフスキーのVn協奏曲と交響曲第5番。

 庄司紗矢香のVn協奏曲はなかなか良かったと思います。1楽章出だしは、少しオーケストラと「離れて」いましたが、長いカデンツを弾ききったあとから、オーケストラとの一体感が出てきて、俄然良くなりました。
 
 サンクトペテルブルグフィルは、ロシアの老舗オーケストラ(旧レニングラード・フィル)で、そのサウンドはやはり今もロシア的な迫力のあるものです。また協奏曲のクラリネットトップは、深みのあるいい音でした。

 FM放送で聞いていたときは、5番交響曲でクラリネットトップの音色ががらっと変わったので、奏者が変わったのがすぐわかりましたが、そのときは若手奏者に変わったのだろうと思いました。

 TVで見ると、こちらがベテラン奏者でしたが、いまいちでした。1楽章出だしは良かったのですが、途中から乗りが悪くなり、3楽章では、ついに早いパッセージで落っこちてしまいました。

 ところが衛星放送を録画してみると、何と落っこちたはずのところが、うまくつながっています。一瞬私の耳が間違ったのかと思いましたが、画像をよく見ると、音と映像が合っていません。

 つまり音声は編集されていてうまくつながっているのですが、画像はそのままで、彼は吹くのをやめて、首をかしげていました(-_-;) 

 ベテラン奏者さんには災難の日でしたね。人生たまにはこういうこともあるのさ・・・。ご同情申し上げます。 
 

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 リチャード・アッテンボロー監督、ロバート・レッドフォード、ジーン・ハックマン、ショーン・コネリー、アンソニー・ホプキンスなど大スターが出演した戦争映画を見ました。ブルーレイソフト。


 原作はコーネリアス・ライアン。第2次世界大戦終盤の1944年9月にオランダで行われた史上最大の空挺部隊作戦(マーケット・ガーデン作戦)を描いたものです。

 3万人を超す落下傘兵をドイツ占領下のオランダに降下させ軍事要衝の橋を制圧、南から陸上部隊が攻め上がり、ドイツ国境を越えようとした作戦です。

 実際には、いろいろな行き違いが起こり、最終目標の橋を制圧することができなかったのですが、作戦立案段階から最終段階までを忠実に映画化しています。

 部隊長などを熱演する大スター達もすごいですし、1977年の映画ということで、コンピュータ・グラフィックではない、実写による落下傘部隊の降下、戦闘シーンが迫力あります。

 なによりも、敵味方関係なく、史実どおり描いたところが素晴らしい。3時間という長大な映画ですが、あっという間に見終えました。ブルーレイソフトの画質も素晴らしいです。

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 これまでオーケストラでバス・クラリネットを吹いたことはありましたが、今回初めて吹奏楽演奏会で吹きました。


 本番当日は朝10時から昼食をはさんで2時半までリハーサル。3時半から本番。
 全部で9曲ほど吹きましたが、とにかく休みが無く、吹きっぱなしな状態。腹筋をかなり使い、大変疲れました。

 クラシック曲から、コンクール課題曲、ポップスとヴァラエティーに富んだプログラム。バスクラ初心者の私は、ついていくのに必死でしたが、楽しさは満喫。

 特に、低音部をバリバリと鳴らすのが大好きでなので、今回初めてチェロと同じくエンドピンを床に「突き刺し」て、演奏。最低音部では、ブルブル振動が床から足まで伝わってきて、快感(^.^)

 写真は、以前作成したスタンドのカップ部分です。このスタンド、今回初めて舞台に登場です。

 以前の状態だと、カップ部分が回ってしまい、バスクラのベル部分が外れてしまう危険があったので、つっかい棒のような枠を付け足しました。

 この枠部品、もともとは100円ショップで買ったシャンプーホルダーです。

 航空自衛隊の幕僚長だった人(名前がいかにも右翼系)の論文を読みました。**グループというホテル・不動産関係会社の主宰する懸賞論文で最優秀賞(賞金300万!)の論文です。

 まず、このような懸賞に航空自衛隊の№1の人間が応募し、さらに、その論文を最優秀に選ぶという過程は、誰が見てもおかしいですよね。

 会社または代表のあからさまな宣伝行為としか考えられません。そして、残念ながら極めて経費対宣伝効果が高い、優秀な企画!とも言えます。私も当該会社のサイトを見てしまいましたので・・・(;´_`;)

 ただし、立場を考えた場合、今回の1件は更迭ですまされるべきものとは思えませんね。

 現在の我が国の根幹に関わる問題について、国民及び政府を無用な混乱に陥れたということで、「懲戒免職」が妥当と思います。

 論文の内容は、いわゆる「自虐史観」批判です。

 ソ連やアメリカは完璧な詐欺師だし、中国(特に共産党)もかなり詐欺師である。純粋で正直で、アジアの発展のみ考えていた日本は、中国・ソ連・アメリカにだまされて、いやいや戦争に突入し、結果見事に負けてしまったと主張しているのです。

 はぁ~、この人たちの主張からすれば、大日本帝国は詐欺の被害者だったのですね。

 ところで、この論文の内容とほとんど同じ内容が、この会社のサイトの記事にありました。ということで、論文自体やらせっぽいわけです。

 とにかくこんな人が日本の防衛のトップにいたなんて、情けないかぎりです。くだんの詐欺師国家からは全く相手にされませんでした。どうせやめるのなら、現在進行形の詐欺を暴露して欲しかった。そうすれば少しは・・・。

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